にわかサッカーファンによる久保建英論

自分はサッカー経験なしで、観戦経験も薄いにわかファン。ガチのサッカーファンは妄想だと思ってスルーしてください。

 

ふと、youtube久保建英のプレーを目にしてからハマった。釣られてサッカー見出したら、面白くて、サッカーの戦術本とかも買いあさってしまった。

 

こんな記事も書いた。

 

mattun.hatenablog.com

 

最近の息抜きは久保建英の記事とか、youtubeとかを見ること。インプットするとなったら凝るので結構久保建英オタクになっていると思う。

 

久保建英選手について

サッカーのスペイン、ラ・リーガ1部に挑戦中の久保建英。スター軍団のレアル・マドリードと契約して、2020年3月現在は1部昇格したマジョルカにレンタル移籍して奮闘中。

詳細はこちら。

ja.wikipedia.org

 

10歳でFCバルセロナの下部組織に入り、そこで大活躍。中学生のときに日本に帰って話題になった。中学生の時は高校年代、高校生の時はJ3と、基本的にかなり年上の集団に混じってプレー。中学生で高校年代の大会での得点王とか、Jリーグ最年少ゴールとか、二番目に若い日本代表への選出とか。18歳でレアル・マドリードと契約。多分、Bチームの補強だったと思うけど、レンタル移籍してスペイン一部でプレー。下位チームで苦労している。

 

 

騒がれる理由と何故か多めな懐疑論

FCバルセロナは組織や特殊で、特に下部組織での育成が非常に有名。メッシを筆頭に、イニエスタ、シャビ、ブスケツみたいな世界最高レベルのテクニシャンたちを育ててきた。その下部組織で中心選手として活躍していたから、当時から日本中の期待を集めてた。自分も当時から名前は聞いたことがあった。

 

ただ、日本に帰ってから、自分みたいな熱狂的なファンとともに、アンチもかなり多い選手。なんか、人の感情を左右させる不思議な魅力がある。

 

それとは別に、今年J1でブレイクするまでは、もしくは今現在もかなり懐疑論が多かった印象。

hominis.media

 

それはなんとなく分かる。J3での試合とか結構埋もれていた。「上手いけど。。。」それだけの選手なのではないか、と感じさせるものがあった。

 

 

選手としての特性と評価

長所

サッカーIQの高さ

バルサ時代から、そして、現在も懐疑的な人も含めて誰もが認める選手としての長所は頭のよさ、戦術理解、プレービジョンみたいな言葉で表現されるところ。ゴールから逆算してプレー選択を考えられる。純粋な頭のよさに加えて、オタクが好きそうな戦術論をおそらく知識としても理解している。また、自己認知力が異常に高く、自分を客観的に分析して努力できると多くの人が評価している。

 

コミュニケーション力/メンタルの強さ

年上に混じっても物怖じしない、ピッチ外、ピッチ内でのコミュニケーション力も高いと多くの人が認めている。スペイン語はネイティブレベルで、英語で記者からの質問に答えることもできるだけの英語力もある。数学があんまり好きじゃないと言っていたが、多分、語学の天才系だと思う。

 

技術

ドリブルを筆頭に、パス、シュートの技術が高いとされる。そこら辺は下記の動画に詳しい。

www.youtube.com

現状、

ドリブル > パス > シュート

の順で得意なんだと思う。毎試合改善しているが。

 

認知能力・視野

首振りが異常に多く、プレー中、常に状況を確認している。それによって判断の質を挙げているし、プレーの精度も上げている。

 

 

個人的な評価

詳しい人には理解されているが、久保選手のパーソナリティは天才タイプのそれではなく、超努力型。課題を明確に定義して一歩一歩克服していく努力の天才。

 

ボールを扱う技術みたいなところはそこまで才能のある選手じゃないと思っている。小野伸二や宇佐美みたいなボールタッチと比べるとどこか人工的な感じがする。まだ、考えてプレーしている。第二の天性のようになるには多分、もう少し時間がかかる。選手としての特性から考えると晩成タイプのはずだけど、親の英才教育によって若くして活躍している、と思っている。

 

こういうところが久保に懐疑論が出てくる理由な気がする。

 

英才教育

このレベルまでいくのは本人の努力と才能はもちろんだけど、どう考えても親の教育がすごい。本人も父親に全てを教えてもらったと言っている。細かいタッチのドリブルなんかはお父様がメッシを研究して教えたのではないかと思っている。

 

バルサに行った子供の頃からプロが使う体幹レーニングのジムに行ったり、中西のパーソナルトレーニングをつけたり、まあ、すごい。長友と同じトレーニングを10歳からやっているわけだ。

 

 

久保建英の本当の才能

さて、ここからが自分が本当に書きたかったことなんだが、久保選手はよく、「上手い」選手で、周りとの連携が鍵、と言われているんだが、自分はそう思っていない。何年か後に答え合わせするために自分の直感を書く。

 

前に書いたように、久保のボールを扱う技術は英才教育と本人の努力の成果でトッププロの中では突出した才能ではないと思ってる。

 

彼の他の人に容易に真似できない本当の才能はむしろ、弱点と思われてきたフィジカル面だと思っている。

 

ボディバランスと体の使い方の上手さ。

 

フィジカルが弱かった時からシュートの威力があったこともそう。これは小さい頃から。そして、姿勢がいい。体幹レーニングをつんでもあそこまではいかない。武道家のような立ち姿。これが彼のプレーを独特のものにしている。パスやシュートよりもドリブルがまず通用したのはそれが原因と思う。

 

自分はサッカーみたいな球技はそこまで好きじゃない。やっているのは柔道(弱いけど)。そして、自分が昔、久保建英と同じように惹き込まれたサッカー選手は柔道の経験もあったこの選手。

 

レアル・マドリーのレジェンド。

 

www.youtube.com

ジダンがボールをもつと時間が止まると言われた。独特の間で局面を打開してしまう。体の使い方が美しい。立ち姿だけでも絵になる。久保建英も立ち姿が綺麗。自分はそういうのに惹かれる。

 

もちろん、長い手足を利用したジダンとは違うけど、相手に飛び込ませず、間合いを制して決定的なプレーをする、みたいな片鱗は見せている。

 

今はまだ体ができていないから、彼の本当の才能が発揮されていない。21歳くらいになったら、その真価がようやく見られ始めると思う。対人がめちゃ強くなると思う。

 

また、個人で局面を打開する、すごい選手になりたい、と昔インタビューで言っていた。

 

久保建英の未来予想:バルサよりマドリーの方が似合っている

今のマジョルカでのプレー。バルサでの久保を期待していた人には辛いかも。そして、何人かのプロ選手が、「連携で生きる」久保がいきない環境だと評価している。

 

自分はまだ開花していないだけで、下位チームでも試合を決めてしまうタイプの選手になると思っている。それが世界のどのレベルまで行けるのかは分からないけど。

 

自分の久保の未来予想は下記。

  • 連携して崩すだけではなく、ボールを持ったら独特の間で場を支配して、局面を一人で打開してしまう強烈な個。
  • 自分の体の特性を生かした鬼のキープ力

もちろん、頭のいい選手だから戦術的な行動も取れる。

 

 

だから次のように思う。

 

未来の久保建英に似合うチームは連携のバルサではなく、個の集まりであるレアル・マドリー

 

 

本人は案外個人技が求められる今の環境を楽しんでいるのではないかと思っている。