書評

書評『A Philosophy of Software Design』:古典的かつ本質的な設計論

ここ数日で読んだ下記の本。非常に感銘受けたので書評を書く A Philosophy of Software Design 作者:John Ousterhout 出版社/メーカー: Yaknyam Press 発売日: 2018/04/06 メディア: ペーパーバック 著者はスタンフォードで教えているが、元実務家らしい。大…

独断と偏見にもとづく政治について学ぶための推薦図書

眠れないので、ふと昔を思い出して記事を書くことにする 自分の背景 政治学修士。研究者の道は挫折。今はIT業界。王道の政治過程論、政治哲学、比較政治学その他のものは基本ナンセンスだと思って、地域研究を専攻してた。 政治的志向は、中道右派 / 平等 < …

書評『現場で役立つシステム設計の原則』

下記の本のレビュー記事。 現場で役立つシステム設計の原則 ~変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法 作者: 増田亨 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2017/07/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 内容 特定の理論…

如何にして我々はそれを知るのか、ということと科学と教養の話

科学の話 休日に読んだ本。量子物理学者として有名なスティーブン・ワインバーグの本。 科学の発見 作者: スティーヴンワインバーグ,大栗博司,Steven Weinberg,赤根洋子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/05/14 メディア: 単行本 この商品を含むブロ…

独断と偏見に基づく新社会人に対する推薦図書

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) 作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2000/07 メディア: 単行本 購入: 88人 クリック: 689回 この商…

独断と偏見に基づく良いソフトウェア工学管理者になるための推薦図書

何につけてもワインバーグ。時々デマルコ。 もちろん、古い本だから、そのままってわけにはいかんけど、どんな本もそのままじゃダメ。チームや組織を作る参考になる。 amazonのレビューもいいこと書いているので、オススメ。 ワインバーグのシステム思考法 …

独断と偏見に基づくコミュニケーション力向上のための推薦図書

かなり、変わったリストだと思うけどね。 ライト、ついてますか―問題発見の人間学 作者: ドナルド・C・ゴース,G.M.ワインバーグ,木村泉 出版社/メーカー: 共立出版 発売日: 1987/10/25 メディア: 単行本 購入: 53人 クリック: 509回 この商品を含むブログ (1…

書評『変革を生む研修のデザイン―仕事を教える人への活動理論』

変革を生む研修のデザイン―仕事を教える人への活動理論 作者: ユーリアエンゲストローム,Yrj¨o Engestr¨om,松下佳代,三輪建二 出版社/メーカー: 鳳書房 発売日: 2010/12 メディア: 単行本 クリック: 9回 この商品を含むブログ (5件) を見る 原著は『Training…

独断と偏見に基づく非プログラマ向けIT本

こんな本あったので。。。 これはちょっと酷い本だなあ。。。千円以上したけど、勉強料か。。。 次の商品を購入しました:清水 亮 『文系でも知っておきたいプログラミングとプログラマーのこと』 via @AmazonJPKindle http://t.co/IsMxpT1KmK— 松下正嗣 (@m…

『研修設計マニュアル』読後感

これ読んだ。 研修設計マニュアル: 人材育成のためのインストラクショナルデザイン 作者: 鈴木克明 出版社/メーカー: 北大路書房 発売日: 2015/04/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 読みながらしたツイート 導入課題を読んで 研修設計マニュ…

新人に送る独断と偏見に基づいた「よいソフトウェアエンジニアになる」ために外せない本・著者一覧

自分がよいエンジニアかどうかは別にして。 基本Java屋さん向け。今思いついたもの、、、。 著者 代表的な本を挙げる。 G.M.ワインバーグ ソフトウェア業界のマスター・ヨーダ。ソフトウェア開発とは何かを教えてくれるはず ライト、ついてますか―問題発見の…

独断と偏見に基づく人材育成に関わる人への推薦図書

人材育成を考える 人を伸ばす力―内発と自律のすすめ 作者: エドワード・L.デシ,リチャードフラスト,桜井茂男 出版社/メーカー: 新曜社 発売日: 1999/06/10 メディア: 単行本 購入: 9人 クリック: 77回 この商品を含むブログ (23件) を見る 新・人が学ぶとい…

「納品のない受託開発」についての雑感

こんなツイートをしていたら、 これについては、自分の考えをブログにかくか。 顧問弁護士や顧問税理士のような「顧問プログラマ」という仕事と働きかた http://t.co/d04FRlSC9y— 松下正嗣 (@masatsugumatsus) April 30, 2014 本が出てしまったので、遅れば…

書評+『絶望の裁判所』

長くなりそうだったので、ブログに書く。かなり主観的な感想、うーんと多分人に読ませるものではない。 絶望の裁判所 (講談社現代新書) 作者: 瀬木比呂志 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/02/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (15件) を見る 官…

教育に関するデトックス

別に21世紀型スキルの話ではなく、ICT教育とか、その他色々。 デトックスですので、事実誤認や曲解もあることは理解しています。 タブレットを生徒に配布するのにも批判的。タブレットは、基本、コンピュータを知らなくても操作できるように設計されている。…