プログラミング

書評『A Philosophy of Software Design』:古典的かつ本質的な設計論

ここ数日で読んだ下記の本。非常に感銘受けたので書評を書く A Philosophy of Software Design 作者:John Ousterhout 出版社/メーカー: Yaknyam Press 発売日: 2018/04/06 メディア: ペーパーバック 著者はスタンフォードで教えているが、元実務家らしい。大…

Clojureをやってみた感想

この記事はClojure Advent Calendar 2019 - Qiitaの20日目の記事。 僕はClojure使いではなく、Javaメインのプログラマーですが、一昨年からclojure勉強し始めた。最近さぼってる。。。文系出身で、CSのバックグラウンドは皆無。比較的敷居が高いと思われる言…

ソフトウェアアーキテクチャとサッカーにおけるプレーモデル

共通イメージ 最近、ワールドカップシーズンのみのにわかサッカーファンとして、色々な動画やら、本やらを読んでいた。 youtu.be サッカーの新しい教科書 戦術とは問題を解決する行為である 作者: 坪井健太郎,小澤一郎構成 出版社/メーカー: カンゼン 発売日…

Jim Coplien氏の認定スクラムマスター研修に行ってきた

アギレルゴコンサルティング社主催の7月2日〜3日に実施されたJim Coplien氏の認定スクラムマスター研修に行ってきた。 Jim Coplien - Wikipedia 認定制度には懐疑的なんだけど、個人的にJim Coplien氏の本は好みのものが多く、彼のスクラム・パターンの研修…

IntelliJ IDEAハンズオン に行ってきた

こちらにいってきた。 samuraism.doorkeeper.jp 仕事で使っているわけではなく、個人用に有償版を何年か前から購入させてもらっていたのだけど、使いこなせている感が全くなかったので参加。ツールを追求するのは苦手。。。 仕事ではEclipseだけど、使いこな…

書評『現場で役立つシステム設計の原則』

下記の本のレビュー記事。 現場で役立つシステム設計の原則 ~変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法 作者: 増田亨 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2017/07/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 内容 特定の理論…

独断と偏見に基づく良いソフトウェア工学管理者になるための推薦図書

何につけてもワインバーグ。時々デマルコ。 もちろん、古い本だから、そのままってわけにはいかんけど、どんな本もそのままじゃダメ。チームや組織を作る参考になる。 amazonのレビューもいいこと書いているので、オススメ。 ワインバーグのシステム思考法 …

業務システム開発の次の言語としてのKotlinの可能性

いつもながらの、雑感。Javaの次の言語としてのKotlinについて考えてみる。 mattun.hatenablog.com 上記みたいなこと、いろいろ考えていた。 もう、オープン系業務システム(エンタープライズ)の開発言語としては、長い間、UNIX系プラットフォームだとJava,Wi…

技術トレンドについての一考察

こんなブログ記事があったので、 blog.webcreativepark.net 「自分は技術トレンドを追う時にどう考えているのか」を考えてみた。 目的:技術力や問題解決力の向上。肥やしになる、と思っているので、その技術を使えなくても問題ない。(自分は研修屋だからな…

抽象と具象の間:Goはなぜ気持ちいいのか。

goが何故こんなに気持ちいいのか分析してみよう。最初は微妙な仕様と思ったけど、使うと味が出てくる感じがする。。。— 松下正嗣 (@masatsugumatsus) September 7, 2015 てなわけで、思うところをつらつらと書いてみる。ポエムだから、意味はあまり理解しよ…

独断と偏見に基づく非プログラマ向けIT本

こんな本あったので。。。 これはちょっと酷い本だなあ。。。千円以上したけど、勉強料か。。。 次の商品を購入しました:清水 亮 『文系でも知っておきたいプログラミングとプログラマーのこと』 via @AmazonJPKindle http://t.co/IsMxpT1KmK— 松下正嗣 (@m…

新人に送る独断と偏見に基づいた「よいソフトウェアエンジニアになる」ために外せない本・著者一覧

自分がよいエンジニアかどうかは別にして。 基本Java屋さん向け。今思いついたもの、、、。 著者 代表的な本を挙げる。 G.M.ワインバーグ ソフトウェア業界のマスター・ヨーダ。ソフトウェア開発とは何かを教えてくれるはず ライト、ついてますか―問題発見の…

レイヤー設計とか、オブジェクト指向とか、DDDとか、その辺

自分の指向としては、技術の勉強というとDDDとかOODとか、そういう抽象的方面が好きなのだが、オブジェクト指向否定論もあることは承知している。 ---------------追記 2020/09/27 この記事は「ユーザーのメンタルモデルを反映させる」というMVCの本来の設計…

「納品のない受託開発」についての雑感

こんなツイートをしていたら、 これについては、自分の考えをブログにかくか。 顧問弁護士や顧問税理士のような「顧問プログラマ」という仕事と働きかた http://t.co/d04FRlSC9y— 松下正嗣 (@masatsugumatsus) April 30, 2014 本が出てしまったので、遅れば…

アジャイルサムライ TDDトラック行ってきた

一度は行ってみたかったTDDの勉強会にようやくいけた。 最初は、ちょっと初心者向け過ぎたか、と心配になったけど 自分の脳内師匠の@t_wada さんにも、色々日頃の疑問をぶつけられたので良かった。 新卒の時、次のステップって何だろう?って思っていた時に …

動的言語(groovy)を業務アプリで使うか。

検証前の何となくの仮説。 結論:大規模システムでは、動的言語でなくても、問題ない。(ノウハウが蓄積していれば別ね) 理由: ・動的言語は、モジュール(クラス、メソッド)をある程度細かい粒度にした上でいい感じの単体テスト書かないと、後々デバッグ…

JavaをSpockでテスト

やってみての感想 ・ROIは、多分始めてやる時はトントン。スキルが高い人だとかなり生産性向上になるかな。データ駆動テストは超強力。メンテが凄く楽になる。 ・Spock標準機能だと、Javaのstatic,finalのメソッドのスタブ、モックが作れないので、PowerMock…