CLCJ「クリエイティブな学びをみんなで学ぶ」Unit1を終えて
本日(5月26日)14:00〜のふりかえりで、UNIT1終了。
振り返りのふりかえり
いろいろ、議論があり、それを聞いて自分の中でとりあえず仮説的に整理つけたこと。
Scratchの位置づけ
Scratchは自分の中では、やはり、ICT教育のためのツールなんだと思う。
Scratchには単なるプログラミング学習を超えて、新しい「何か」を創造する仕掛けがある。ロジック構築やデバッグだけでなく、デザインやクリエイティビティを使う必要がある。
Scratchで何かをつくるには、論理思考とデザイン思考を行ったり来たりしながら、手を動かさなくちゃいけない。そのこと自体は、所謂21世紀型スキルの育成という目的には充分役に立つと思う。
ちなみに、個人的には21世紀型スキルはあんまり好きではありません。
ただ、気をつけなければいけないのは、Scratchで、「自由に創る」には、かなり高度な下位スキルが必要だってこと。下記の記事は、未経験者相手にプログラミングを教えた経験からも妥当だと思う。
Scratchのワークショップは、多分、運動音痴な子を置き去りにする球技大会的な状況を作り出すと思う。これはある程度仕方ない。
プログラミングセンスがある人にとって、簡単で楽しいことが苦手な人にとってもそうであるわけでないことは理解しておくべきと思う。
多分、繰り返し、どころか、Scratchのブロックを積み上げると、アニメーションが変わるってこと自体に中々腹落ちしない子供もたくさんいると思う。そういう子は参加を拒否するか、周りの人や教師のものを真似して、動かすことが精々。それ以上を求めても苦しめるだけ。
(ゆっくりトレーニングしてあげるならまだしも。)
canvus体験してみて
今回参加した目的として、オンラインでのオープンエデュケーションを体験することだったので、その感想。
講義は、Ustreamで充分。
コミュニケーションや課題の提出もそんなに問題感じなかったな。
僕のレポートを単なる批判ととらずに、建設的な意見として受け取ってくれてありがとうございます。
ただ、参加者が自発的にインタラクションをするには、いろいろ仕掛けが必要そう。やっぱ日本人シャイですから。