CLCJ「クリエイティブな学びをみんなで学ぶ」課題「Scratch」実践報告

先週から、参加している「クリエイティブな学びをみんなで学ぶ」の課題

https://canvas.instructure.com/courses/788738

 

初回は、MITのメディアラボでの実践や、オープンエデュケーションの動向。Scrachを利用した教育などについての講義。課題として、Scratchを実際に利用したり、イベントに参加しての感想を簡単にまとめること。

 

課題は比較的緩いので、なんとか頑張りたい。

Scratchに触れてみての感想

創造性教育のため(?)のツールであるScratch。簡単に触ってみると、Visualプログラミングの感覚で、簡単にアニメーションがつくれる。また、全世界に共有して、コメントを出し合う、「(簡単に)創って」、「シェアして」、「振り返る」ができる仕組みなっている。

 

この講義で進められたイベントには行けなかったけど、EduceCafeでもScratchを利用した子供への教育報告があったので、それを踏まえて。

 

やっぱり、初めてScratchを触った子供は、盛り上がる。簡単に動くものがつくれるのってやっぱり楽しい。自分もプログラミングを初めて学んだ時は興奮した。動くWebページをつくれるのって楽しかった。研修でも、できるだけ、つくる楽しみをまずは味わって欲しいと思いながらやっていた。

 

でも、このScratchを利用した教育がどこに向かうのかっていうのは、ちょっと分からない。プログラミングなら、楽しみながら、つくっていれば、言語記述能力の基本は身に付く。(とりあえず、動くものをつくる。)

でも、Scratchそのものに習熟することは目的ではないだろう。

 

つくって、シェアして、振り返るって、自分の学校時代を思い出すと、結構当時の先生たちは頑張ってやっていたと思う。

国語では、俳句や詩、小説をつくったり、夏休みの自由研究、学級新聞、創作ダンスや演劇、その他もろもろ。

 

勿論、今の自分から見ると、子供とのコミュニケーションの取り方、時間配分その他には不満もあるし、学習効果を高める工夫はあんまり見られなかったように思う。でも、それはScratchを利用してもほとんど変わらない。

 

Scratchを利用するメリットってよく考えなければほとんど意味がないと思う。多分、標準的ツール、全世界に公開されたサービス、言語にあまり依存しない成果物っていった部分から、「いろんな場所、国の学生たちとインタラクションする」目的にはいいと思う。

 

ツールは問題ではない。それを利用する文脈こそが大事だ。個人的には、また、現場の先生たちがツールに振り回され、右往左往してしまう姿が想像されてしまって、全面賛成にはなれない。

 

俳句や演劇、学級新聞の発表をスマホで撮影して、youtubeにアップすれば、似たようなことはいくらでも出来ると思う。