プラユキ・ナラテボーさんの瞑想会行ってきた。

プラユキさんについてはこちら。備忘録として書く

 

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インド系の勉強や座禅(臨済宗)は、教わったことあったけど、上座部仏教系については独学で、ちゃんとワークショップ行ったことなかった。普通の人たちに実際に役に立つことを教えてくれてる感じでとても良かった。

スケジュール

午前中   仏教の基本的な考えの講義と手動瞑想

午後  歩く瞑想、呼吸の瞑想、手動瞑想、グループで振り返り+質疑応答

 

仏教の基本

 世界は関係性で成り立っている。因(直接条件)と縁(間接条件)でできている。物事の認識の仕方(触⇨受⇨渇愛)で苦しみは起こる。縁は家族や会社、友人関係、読書みたいな環境要因。因はその人のものの見方や心。

 

 苦しみから抜け出すには、受(快・不快・中性)から5力を使って渇愛に至らないようにし、苦しみを滅していく。そして、他の人に楽を与える(抜苦与楽=慈悲)

 

5力

 五力 - Wikipedia

 結構独自の説明があって面白かった。

 基盤となる力

  • 信:信頼力。心にしっかりと向き合うこと。自己信頼、起こってくる感情などへの信頼。オープンハート。
  • 精進:努力。悪を減らし、善を増していく

 3つの中心

  • 念:覚醒力。今ここに生じている心身現象をあるがままに気づく力。自覚する力。マインドフルネス。
  • 定:受容力。大きな心の器、深い懐。
  • 慧:洞察力。心身現象をあるがままに洞察し、理解する力 

 

特に「三昧」とも漢語で言われる「定」について、集中力ってニュアンスで語られることが多いけど、全てを受け入れて動じない心、みたいな説明。

 

瞑想中でも、微細に集中するのではなく、気づくこと、心が乱されてもそれを観察して、OKと受け入れることを強調していた。そうでない瞑想の仕方もあるみたいだけど、自分が最初に習った瞑想もそうやってたからそういうもんだと思ってた。

仏教とは

 ヴェーダ哲学やそれを継承した仏教は、人の世で起こることを全て関係性と認知の問題として見る。これは、システム論的なものの見方。非常に合理的な世界観で何よりも実益がある。自分の中では仏教は宗教というより心身のトレーニング法。武道みたいなものに近い。仏教ではなく、仏道。変に脳科学みたいな怪しい話を持ってくるより、作業仮説として釈迦の理論をちゃんと参照した方が科学的とすら言えるのではないかなあ。

 

だから、適度な瞑想は、本当に人を変容させる。

 

ちなみに、自分の中で、このシステム的な世界観で、非常に効果的なアプローチとしてはクリーンランゲージがある。

 

今現在、

  • 瞑想
  • クリーンアプローチ(クリーンランゲージ/クリーンスペース)
  • エニアグラムのタイプ論

が、自分の中での自己変容のための3種の神器かなあ。その全ての根底にシステム思考がある。もちろん、どれも単なるツールに過ぎないし、イケテナイ瞑想、イケテナイエニアグラムは腐る程あるので、あれなんだけど。。。

 

自由に生きる

自由に生きる

 

 

苦しまなくて、いいんだよ。

苦しまなくて、いいんだよ。

 

 

 

「気づきの瞑想」を生きる―タイで出家した日本人僧の物語

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