PBLとかアクションラーニングとか、その辺

アクションラーニングやPBL(Project-Based-Learning)の肝は「経験の設計」だ。

 

種々の制約から、アクションラーニングやPBLの対象となる経験がそのまま現実世界(real-world)と同じ文脈を用意できることは稀。なんらかの形での妥協が必要になる。その際、その妥協が学習者が体験する経験にどういう影響を与えているのか、期待する学習効果をあげているのかを注意深く検討しなければならない。

 

妥協した結果、学習効果をほとんど持たなくなってしまう場合も多くあると思われる。むしろ、現実世界で必要となるスキル(どのようにスキルを活用するのか、といういわゆるメタスキルも含む)やマインドの分析/定義を行うことを断念し、PBLの名目で「あたかも実践的」なだけの研修でごまかしていることって多いんではないだろうか。。。

 

結局のところ、必要なのは分析であり、仮説と検証。体感型の研修で学習目標を明確にしないものであっても「現実世界の意思決定構造」の分析は不可欠のはず。