テストの価値
テストは重要だ。
でも、テストの価値って、考えておく必要はあると思う。
ワインバーグによれば、品質は誰かにとっての価値だ。
そして、テストはソフトウェアの価値についての情報を与えてくれる。
プロジェクトの舵取りをするには、絶対に必要なものだ。
それがテストの価値と思う。
テストのコストは、テストの設計、テスト実施、その他色々ある。
情報を取得すること、得た情報を分析することにはコストがかかるというのは、システム理論の重要な知見だ。
スローテストの問題は、情報取得のコストがそのメリットを上回っていることを示しているんだろう。
テストケースひとつひとつもそれが伝えてくれる情報の価値には差があるはず。
プログラマにとって、重要だったテストも、モジュールが一旦後工程にリリースされたら、価値が減じるものもあるのかもしれない。ソフトウェア開発プロセスは生きた動的なシステムだ。生物が進化によって、情報取得の方法が変わる場合があるように、価値あるテストもプロジェクトや運用の局面の変化によって変わるはず。
テストのリファクタリングとともに、テストコードも捨てる場合があってもいいかもしれない。
テストをすることで何を知りたいのか。