創造指向と問題解決指向の違いについて

ロバート・フリッツがよく言っていることだが、 創造(Creation)と問題解決(Problem Solving)は全く違う。 なぜ、それが強調されなければならないのか、というと両者は表面的には似ているから。 ロバート・フリッツが定式化したシンプルな創造プロセスは…

増田さん/@irofさんのDDDサンプル徹底解説についての雑感

jsug.doorkeeper.jp 本当に面白かった。DB周りの質疑も楽しかった。 内容は他の方のブログ参照。 これとか takeda-san.hatenablog.com 以下雑感 DDDと増田さん流のOOPを使ったアプリケーション開発 個人的にDDDというのは、アプリケーションの目的であるユー…

効果的な研修について

研修の有効性 学校でのお勉強が役に立たないのと同じように、脱文脈化された死んだ知識はどんなに頑張って暗記しようとも役には立たない。 多分、最もやりやすくて効果的な研修は、文脈を同じくする社内での実践知を形式知化して、知識付与→実践とフィードバ…

身体技法としてのコミュニケーションと思考のスキルとリラックスすることについて

リラックスすること 去年から、演技の教室に行き出した。 流派にもよるけど、オーソドックスな演技の訓練法では、リラクゼーションというのを様々な形でやる。 これは、ロシアの演出家、演技理論家で近代のリアリズム演劇の方法を確立したスタニスラフスキー…

感情と共感とリーダーシップについてのあれこれ

共感とは何か EQ(Emotional Intelligence)などで語られたりもするし、コミュニケーション、そして、リーダーシップの不可欠の要素として共感力(Empathy)が挙げられることが多い。近年注目されたマイクロソフトのCEOであるサティア・ナデラの本も、…

効果的なフィードバックについて

Engineering Manager vol.2 Advent Calendar 2018 の 23日目の記事。 現場のエンジニアとしてのリーダー、および研修講師としてのフィードバックを与えたり、受けたりする経験から、より、成長につながるようなフィードバックについて、つらつら書いていく。…

緊張構造(Structural Tension)をつくる

緊張構造は、ロバート・フリッツのメソッド。 自分なりにようやく理解して、体得してきた感じがするので、一度ここで理解していることを書き出してみたいと思った。知っている人向けの記事。 少し考えると、やはり、言葉で説明するのは難しい、と悟った。あ…

ソフトウェアアーキテクチャとサッカーにおけるプレーモデル

共通イメージ 最近、ワールドカップシーズンのみのにわかサッカーファンとして、色々な動画やら、本やらを読んでいた。 youtu.be サッカーの新しい教科書 戦術とは問題を解決する行為である 作者: 坪井健太郎,小澤一郎構成 出版社/メーカー: カンゼン 発売日…

Jim Coplien氏の認定スクラムマスター研修に行ってきた

アギレルゴコンサルティング社主催の7月2日〜3日に実施されたJim Coplien氏の認定スクラムマスター研修に行ってきた。 Jim Coplien - Wikipedia 認定制度には懐疑的なんだけど、個人的にJim Coplien氏の本は好みのものが多く、彼のスクラム・パターンの研修…

IntelliJ IDEAハンズオン に行ってきた

こちらにいってきた。 samuraism.doorkeeper.jp 仕事で使っているわけではなく、個人用に有償版を何年か前から購入させてもらっていたのだけど、使いこなせている感が全くなかったので参加。ツールを追求するのは苦手。。。 仕事ではEclipseだけど、使いこな…

コインチェック盗難事件とソフトウェアの複雑性

tweetをまとめる。 事件の経緯 第一報? news.yahoo.co.jp 会社と社長について www.businessinsider.jp 自分のtweet コインチェックの仮想通貨盗難事件。推奨されてたセキュリティ対策取らずにやられるってお粗末だな、と思い、CEOがあんま技術わかんない人…

書評『現場で役立つシステム設計の原則』

下記の本のレビュー記事。 現場で役立つシステム設計の原則 ~変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法 作者: 増田亨 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2017/07/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 内容 特定の理論…

プログラミング初心者にはGoがいいんではないか、という話

一応、リンク張っとく The Go Programming Language よいと思う理由 文法が少なく、覚えやすい 実行可能なバイナリをつくるもので、ソフトウェアがどういうものか、って基本が実感できる。 手続き型言語であり、関数、構造体、抽象データ型、ポリモーフィズ…

心理学的ワークショップを組織でやるときに注意すべきこと

コミュニケーショントレーングやリーダーシップ開発、組織開発で、瞑想や深い内省を促すワークを取り入れる場合がある。 昔の感受性トレーニングなんかでは、色々事故も起こっているのでそれなりにリスクある。けど、うまく設計すれば、コミュニケーションの…

ビジョンなるもの

経営にも、製品にも、人生にもビジョンは必要。 けど、経営ビジョン作っても、現場ではしらけたり、製品ビジョン作っても、設計段階で意味なくなったり。 ビジョンに駆動されていない人や組織がそうなるためにはどうすれば良いのか。例えば、こんなことを考…

プラユキ・ナラテボーさんの瞑想会行ってきた。

プラユキさんについてはこちら。備忘録として書く blog.goo.ne.jp インド系の勉強や座禅(臨済宗)は、教わったことあったけど、上座部仏教系については独学で、ちゃんとワークショップ行ったことなかった。普通の人たちに実際に役に立つことを教えてくれて…

「この世界の片隅に」で受けた何かを供養するための感想

先週末に見に行った「この世界の片隅に」 これはよかった。。。とてもよかった。。。11月12日(土)全国公開 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト https://t.co/TqwCqVDcMY— 松下正嗣 (@masatsugumatsus) 2016年11月20日 しょっぱなの映像の美し…

人の変化を支援するコミュニケーションとしてのクリーンランゲージ

最近ハマっているクリーンランゲージについて、現時点での考察をメモっとく。検証は不十分なので、間違っていることもあるかも。 クリーンランゲージ(Clean Language)とは セラピストであるDavid Groveが使っていたコミュニケーション技法。 セラピストの思…

如何にして我々はそれを知るのか、ということと科学と教養の話

科学の話 休日に読んだ本。量子物理学者として有名なスティーブン・ワインバーグの本。 科学の発見 作者: スティーヴンワインバーグ,大栗博司,Steven Weinberg,赤根洋子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/05/14 メディア: 単行本 この商品を含むブロ…

お仕事を考える本

今読んでいる本。久しぶりにビジネス関係の本 良い戦略、悪い戦略 作者: リチャード・P・ルメルト,村井章子 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2012/06/23 メディア: 単行本 購入: 8人 クリック: 78回 この商品を含むブログ (19件) を見る これは…

組織開発とかの位置付けとタイミング

ディベート準備してない。。。はてなブログに投稿しました #はてなブログ使えるリーダーシップの要件 - まっつんの日記https://t.co/C6OphJHLfo— 松下正嗣 (@masatsugumatsus) 2016年6月12日 これの続き、 V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビ…

使えるリーダーシップの要件

いつもながらの雑文。 これ読んで、色々考えた。 これ、なんで今まで読んでなかったのか。。。三枝匡 『V字回復の経営 2年で会社を変えられますか 企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)』 via @AmazonJPKindle https://t.co/sYkBfBgF5L— 松下正嗣 (@masatsu…

独断と偏見に基づく新社会人に対する推薦図書

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) 作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2000/07 メディア: 単行本 購入: 88人 クリック: 689回 この商…

独断と偏見に基づく良いソフトウェア工学管理者になるための推薦図書

何につけてもワインバーグ。時々デマルコ。 もちろん、古い本だから、そのままってわけにはいかんけど、どんな本もそのままじゃダメ。チームや組織を作る参考になる。 amazonのレビューもいいこと書いているので、オススメ。 ワインバーグのシステム思考法 …

無知にアクセスすること

プロセスコンサルテーション エドガー・シャインの名著『プロセス・コンサルテーション』では、コンサルタントなどの援助者と被援助者(クライアント)との関係を築くことの重要性とそのための理論と手法が述べられている。 プロセス・コンサルテーション―援…

創造性と批判的思考

下記に行ってきて、いろいろ考えた。 ABLE2016 Winter - 直観力を育てる いろいろ考えさせられたので、自分の脳内を整理する。 あまり、整理できてないが、なんとなく、こんな感じだ。 創造的思考のプロセスモデル 創造性が評価されるまでの簡単なモデル。G.…

変容へ向かう振り返りとメンタルモデルと感じ方

振り返りはとても有効。 特にチームでやる振り返りは有効。チームの生産性にも決定的な影響を与える。 でも、どうにもKPTやっても、頑張っても上手くいかない時がある。 根深い構造、文化がそれを阻んでいる場合がある。 ここで、話すのは、とてもプライベー…

瞑想と気づき

あくまで自分の理解ね。 瞑想は気づきを深めることで変化を促す 古代インドの哲学者たちは世界を理解するために、世界の一部である自分自身を理解することから始めた。 そこでは、感官は単なる機能であり、真の自己は世界そのものである、との認識に至った。…

経験学習と問題ない症候群

人は常に経験を整理し、記憶し、活用しようとしている。 そして、経験したことを整理する際に情報を取捨選択している。 最も簡単な経験学習は、今までの体験したことのない経験をすることによって起こる。はじめてのプロジェクト、新卒入社、転職。 研修なん…

性格タイプ論の有用性と罠

自分が今まで学んできた性格タイプ論について書いてみる。もっと時間があれば短く書けただろう。。。 タイプ論とは 人間を様々なタイプに分けることは、色んな人が色んな根拠でやって来たと思う。 正式な理論に基づかなくても、オレオレ分類論は結構持ってい…